立川志らくが、川崎市の19人殺傷事件について、「死にたいなら一人で死んでくれよ」と犯人を罵倒した。日本中の幼い子供を愛している親の気持ちを代弁して、犯人に怒りをぶつけたのだという。 私は、志らくの落語では一度も笑ったことがないが、このコメントには笑った。 立川談志は、「落語とは、人間の業の肯定である」とした。志らくはその弟子である。 ならばなぜ、殺人は人間の業である、と言わないのか。世間で是とされているものは嘘なんだろ。弱く愚かで身勝手な殺人犯の業を、肯定してやれよ。 落語家のいう「人間の業」など、たかが博打や酒におぼれてヘマをする程度のものなのか。 あなたも落語家になれる―現代落語論其2 作者: 立川談志出版社/メーカー: 三一書房発売日: 1985/03/25メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 6回この商品を含むブログ (13件) を見る koritsumuen.hatenab