認知症の行動・心理症状を指す。認知症患者は多かれ少なかれBPSDが出現する。非常に怒りやすくなったり、攻撃性が激しくなったりする。「物盗とられ妄想」も症状の一つ。患者の精神的安定をはかることなどが治療方法に挙げられる。 更新日:2015年4月7日 認知症に伴う行動的、心理学的障害。behavioral and psychological symptoms of dementiaの略。国際老年精神医学会によるBPSDの定義(1999年)では、「認知症者にしばしば生じる知覚認識、または思考内容、または気分あるいは行動の障害による症状」とされる。かつては「行動障害behavioral disturbance」といわれたものが、当事者や家族の思いを尊重してBPSDと改称された歴史がある。 認知症でみられるさまざまな症状は、便宜的に「認知機能の低下」、「日常生活動作(activity of dail