前回は、アプリレベルで私の欲しい電子書籍について書いた。 (参照記事: My Life in MIT Sloan-わたしの欲しい夢の電子書籍アプリ) これは、今の電子書籍のボトルネックがアプリとフォーマットにあることを踏まえ、 日本企業が巻き返し図るのに、どんなアプリを作ればいいかを提案する意味合いで書いた。 さて、この記事では、デバイス各社がアプリやフォーマットに頼らず、 デバイスのイノベーションだけでの電子書籍マーケットでの巻き返しが可能か、を考えてみる。 デバイスで圧倒的な機能のものが出せれば、iPadがKindleを追いやっているように、巻き返しは可能かもしれないからだ。 一度原点に立ち戻って、「紙の本」の価値を考えてみる。 結局物理的に紙の本を越えるユーザビリティのものが無いってのも大きい。 最初は検索とか、ソーシャルネットワークとか、「紙」では出来ないユーザビリティだけでも良い