ブックマーク / satoshi.blogs.com (3)

  • アップルを単なる「特異点」と見なすべきではない

    先週、「エンジニアType」というところからインタビューを受けた。インタビュー記事は 「『Why?』のある企業だけが生き残る」中島聡が語る"3度目のワールドシフト"の正体 としてに掲載されているので、ぜひとも読んでいただきたい。 テーマが「ポスト・ジョブズ時代の新ルール」というインタビュー。ちょうど良い機会なので、インタビューの前にアップルの成功とその意味について、徹底的に考えて準備しておいた。そこで私がたどり着いた結論は、「日メーカーの収益が悪化していること」と「アップルの成功」は二つの別次元の現象として捉えた方が良いということ。 日メーカーの最近の低迷は、市場のグロバール化により加速された自由競争が一番の原因である。ミクロ経済学が予想するように、市場が自由競争状態に近づけば近づくほど、利益率はゼロに向かって収束する。テレビが「誰にとっても儲からないビジネス」になっているのは、まさに

    naokingdoms
    naokingdoms 2012/04/04
    良記事。日本メーカー凋落とアップル躍進は別次元の話。昔のソニーやホンダが価格競争と別次元にいたように今はアップルがそこにいる/アップルを単なる「特異点」と見なすべきではない
  • HPの英断。日本のメーカーは?

    HPがいくつかの重要なアナウンスメントをした(参照)。 利益率の低いPCビジネスのスピンアウトを検討していること タブレット・スマートフォン市場からの撤退 Autonoy Corpの買収 数年前にPCビジネスを売却したIBMを彷彿させる話だが、売り上げは会社全体の3分の1を上げながらも、利益率がわずか 5.4% しかないPCビジネスを思い切って切り話す(会社全体の利益率は11.7%)というのは株主利益を最重視するのであれば当然とも言える。 PCビジネスそのものが、スマートフォンやタブレットビジネスに脅かされている今、HP自身がその新しい市場でリーダーシップを取れない限りは利益は上げられない。それを目指したのがPalmの買収であり、TouchPadのリリースだったわけだが、TouchPadが全く市場に受け入れられないことが明らかになった今(参照)、グダグダと無駄な抵抗をせずに、タブレット・ス

  • 脱原発への具体的な道筋

    脱原発の話をすると、すぐに「脱原発派には具体的なプランがない」「再生可能エネルギーは高すぎて、補助金なしでは成り立たない」「狭い日では、再生可能エネルギーは無理」「再生可能エネルギーでやっていけるという詳細な試算はあるのか」「CO2が増えてもいいのか」「大停電が起こる」「日経済が失速する」などのヒステリックな答えが返ってくる。逆に、脱原発を主張する人の中には「危険な原発はすぐにすべてを止めて、それを太陽エネルギーで不足分はまかなう」などと極端なことを言う人もいるが、問題はそんなに簡単ではない。原発を止めるにしろ続けるにしろ、もっと冷静に、日の将来を考えた議論をする必要がある。 現時点で最も大切なことは「現実的な脱原発」とは何かを良く考え抜いた上で、「簡単ではないが十分に達成可能なゴール」を設定し、「実行可能なプラン」を建てること。 そのためには、単に原発をヒステリックに止めるのではな

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