お友だちに、「あけがらし」というものをもらいました。 じつは、その前に青柚子で「ゆずこしょう」を作る話をしていて、「あけがらし」っていうものがある、というお友だちの話に、「へえ、ずいぶん艶っぽい名前だなあ」とsesentaが口をはさんできました。 例によって、落語からなのですけど、(それも、いわゆる廓ばなしです)一夜明けてのきぬぎぬの別れを惜しむ男女に、不粋なカラスが朝を告げるのをうらみに思う、それが「明烏」ということばの由来なのだそうです。 それが、柚子コショウとどんな関係があるの?と思っていたら、そのときお貸しした「明烏」の落語のCDを返して下さるのといっしょに、お友だちが「現物」を届けてくださいました。 なんでも、山形の老舗のお醤油やさんが、ほんとうに手づくりで作っていらっしゃる、いわゆる「嘗め味噌」なのだそうです。なめてみると、唐辛子ではなく和芥子に麹の甘さがからんで、懐かしいとい