シェアハウスオーナー向け融資等、スルガ銀行による投資用不動産融資問題が表面化して暫く経ちました。 通帳残高偽造の事象が有名になりましたが、それ以外にスルガ銀行の不動産評価についても問題があったことが明らかになってきています。 今回は、スルガ銀行が行っていた不動産担保評価の問題点について考察します。 報道内容 収益還元法とは 所見 報道内容 まずは、問題の概要を掴みましょう。以下で日経新聞の記事を引用します。 不動産の「収益還元法」、甘い皮算用 2018/10/10 日経新聞 (中略) なぜ、1億円規模の高額にもかかわらずシェアハウス投資は流行したのか。現在、足立区や練馬区では100棟以上のシェアハウスで同様の問題を抱えているもようだ。経緯をひもとくと、不動産の価値を実際より高く見せかけて利益を得る巧妙な営業の手法が浮かび上がる。 実態を覆い隠すために使ったのが「収益還元法」と呼ばれる不動産