米Accentureと米SpringSourceは米国時間2008年6月17日,オープンソース・バッチ処理用フレームワークの商用版「Spring Batch」を発表した。既にAccentureの顧客企業35社以上が導入済みという。 金融機関などは,取引時間外の深夜といった時間帯に比較的余裕のあるITリソースを活用して,大量データを一括バッチ処理する。Spring Batchは,オープンソース・ソフトウエアでこうした大規模バッチ処理を行う際に必要となる,さまざまな動作設定を管理するためのフレームワーク。バッチ処理システム開発にかかわる作業の負荷を軽減し,開発期間の短縮と経費の削減につなげる。 両社は,2007年よりSpring Batchの開発に取り組んできた。今後,SpringSourceが手がけるほかのオープンソース・ソフトウエアについても,対応するソリューション製品の提供で協力していく