GDHは10月27日、2007年3月期通期の業績予想を修正し、純損益が16億円の損失(前回予想は3億4500万円の利益)になる見通しだと発表した。アニメDVD市場が悪化し、新作の売り上げが落ち込んでいるという。 修正後予想は、売上高が85億円(前回予想は110億円)、経常損益は16億円の損失(同6億200万円の利益)。 同社によると、「アニメが世界的に注目され、競争が激化する中、ブロードバンドなどへの需要シフトに伴い、DVD市場で新作の売り上げの落ち込みが顕著になっている」という。このためビデオグラム発売収入と版権収入、キッズ・映画事業で売上高が当初の想定を大幅に下回った。 また監査法人と協議した結果、設立したコンテンツファンドを100%子会社化。これに伴い、同ファンドから受注した作品制作の売上高が今期は見込めなくなったため、大幅な減収減益になる見込みという。また市場悪化を勘案し、来期黒字