東国原英夫・宮崎県知事と橋下徹・大阪府知事が20日に官邸で開かれた有識者会合に出席し、地方自治をテーマに麻生首相に注文を付けた。 東国原氏は「国の行政、政治に国民が信用、期待が持てていない。一番欠けている部分だ」と指摘。「経済危機を乗り切るには国民のやる気、元気、活気、希望を刺激することだ」と指南した。一方、橋下氏は「公共事業は絶対に必要」と持論を展開。京阪神で道路や鉄道が寸断されている例を挙げ、「整えば経済力がアップする。1.6兆円の事業費でネットワークの形成が図れる」と訴えた。 これに対し首相は「知事になる前から知っている方ばかりだが、しばらくやっていると知事みたいな……。たいしたものです。感心しました。おちょくってるわけでも何でもない」と、笑いを誘った。 東国原氏は会合後、記者団に「麻生政権は信頼されているか」と問われ、「国民が決めること。どうやらそうではないから、信頼や信用を