高知県警佐川署は14日、高校生の息子にたばこを買い与えたとして、高知県佐川町の37歳と47歳の女性2人を未成年者喫煙禁止法違反(親権者の不制止)の疑いで須崎区検に書類送検したと発表した。 同署によると、女性2人はそれぞれ5月と7月、16歳と17歳の高校生の息子にたばこ1箱を複数回買い与え、喫煙を黙認した疑いがある。高校生が喫煙で補導され、母親がたばこを買っていたことがわかった。同署に2人は「処罰されると思っていなかった」と話しているという。 県警少年課によると、たばこ自動販売機で成人を識別するカード「タスポ」が導入された08年5月以降、同法違反で親や販売店などの業者が検挙された例は今回を含め県内で8件。喫煙で補導される未成年は「タスポ」導入から減少傾向にあるが、1〜8月で1376人(前年同期比273人減)にのぼる。同課の担当者は「親や業者が未成年にたばこを与えるのは違法だということを周