大阪市内の府立高校で21日、家庭科の女性教諭(52)が作ったゴキブリ駆除用のホウ酸団子を1年の女子生徒が誤って食べた問題で、実際は教諭が生徒に「私が作った特製クッキーよ」と冗談を言いながらホウ酸団子を手渡していたのに、同校の校長が府教委や朝日新聞などの取材に「冗談を聞いた生徒が、教諭が目を離している間に机の上からホウ酸団子を取って食べた」と、事実と異なる説明をしていたことが分かった。 校長が27日、府教委に訂正の報告書を提出した。記事を見た教頭が「事実と違う」と校長に指摘したという。校長は再取材に「記事に出ると本人や保護者に負担になると考えた」と述べ、学校の責任が小さくなるよう事実と異なる説明をした、と認めた。