ことし2月。宮城県内の介護施設に新たなロボットが導入されました。名前は 「テレノイド」 。開発したのはマツコアンドロイドなどの製作で有名な大阪大学の石黒浩教授です。このテレノイド、認知症のお年寄りのコミュニケーション力を引き出す効果が期待されていて、実用化は世界初だということです。いったいどんなロボットなのでしょうか。(仙台放送局 安藤和馬記者) 「宮城県に世界初のロボットが来る。認知症の介護現場を変えるかもしれないー」 去年12月、テレノイドを使った研修会が行われるということで、宮城県名取市の特別養護老人ホーム「うらやす」に取材に行きました。そこで初めてテレノイドと対面しました。 「不気味でちょっと気持ち悪い。でも、どこかかわいい」 というのが第一印象でした。認知症にどの程度効果があるのか、最初は半信半疑でした。テレノイドは、人型ロボット「アンドロイド」の1つで、赤ちゃんほどの大きさで