宇宙規模のスケールで見ると、物質は「宇宙の大規模構造」と呼ばれるクモの巣のような巨大構造をなしており、そのもつれあった糸は何億光年も伸びているのだそうだ。 私たちのいる天の川銀河もその中にあるのだが、この広大な銀河でさえ「宇宙の大規模構造」の前では体積はほんのわずかなものでしかない。そんじょそこらの大規模とはレベルの違う大規模さだ。 この「宇宙の大規模構造」を可視化しようと、マックス・プランク天文学研究所の博士研究員であるキーガン・リー率いる天文学者チームが、なんと110億光年にも渡る宇宙の3Dマップ作成を作り上げた医療現場で使われるCTスキャンは患者の体にX線を通してそこから三次元イメージを構成するのだが、リーの研究チームは「宇宙の大規模構造」中にある水素ガスを通った銀河の光をとらえ、3Dマップを作成したそうだ。 この画像を大きなサイズで見る※画像クリックで拡大表示 現在の望遠鏡でも銀河