映画『淵に立つ』深田晃司監督(左)、土屋豊監督(右) 『ほとりの朔子』『さようなら』の深田晃司監督の新作で、日本・フランス合作となる映画『淵に立つ』が10月8日(土)より公開される。本作は、今年のカンヌ国際映画祭である視点部門の審査員賞を受賞した。webDICEでは、深田監督が共同代表を務める、インディペンデント・フィルムメーカーと上映活動に携わる多くの人々、それらを取り巻く環境をサポートする団体「独立映画鍋」が7月26日に渋谷ユーロライブで行ったイベント「鍋講座Vol. 31」のレポートを掲載する。この日は、受賞報告会として、日仏の資金調達や制作の違いなど、この作品が完成するまでの経緯、そして映画祭出品についてまでが語られた。 映画祭のプログラマーは、自分の足で稼いで見つけた作家や作品の方を選びたがる 土屋豊(映画監督・独立映画鍋共同代表 以下、土屋):お祝いムードが満載な感じなんですけ