さて、早くも第七回を迎えた八重の桜ですが、そろそろドラマの雰囲気もつかめてきた感がありますので、ここまでの流れを振り返ってみたいと思います。 まず、昨年度の大河『大きな小雪と小さなマツケンのてんとう虫サンバ』は、リアル志向のミュージカル大河という新境地を開拓したものの、営業的にはレ・ミゼラブルという結果に終わったという現実からスタートしています。そのリアル志向のミュージカル大河というパラドキシカルな表現に対して、坂東玉三郎などからは絶賛の声が伝えられたものの、では板東英二がどう思っていたのか、あるいは元大関の栃東は何を感じたのかまではこちらに伝わってきておらず日本のマスメディアの偏向ぶりを村上龍が再認識するきっかけとなったとかならないとかそういうことはさておき、そもそも板東英二のコメントが取れなかったのは別の事情があったからではないかという誠に世界ふしぎ発見!な意見が表明されたとかされなか