全国でクマによる人身被害が相次ぐ中、京都市内でもツキノワグマとの遭遇を心配する声が聞かれている。京都府によると、春からの出没状況は例年並みというが、市街地近くでも目撃情報があり、出くわさないように注意を呼びかけている。 全国のクマによる人身被害は、昨年度に東北や中部地方を中心に死者6人を含む219人に上り、過去最多を記録。今年も既に
秋の観光シーズンに入り、オーバーツーリズムによるバス混雑に悩む京都市民から「市民専用の市バスを走らせて」との不満が強くなっている。また、市バスの経営難で運賃値上げが検討される中、「観光客だけ値上げすればいいのでは」との意見も出ている。政府は10月、オーバーツーリズム対策のため現行法令の一部緩和を打ち出したが、果たして市民の要望は実現可能なのか。 10月31日正午すぎに京都駅バスターミナルを訪れると、平日というのに清水寺方面に向かう乗り場は30メートル以上の列ができていた。東山区に住む男性(78)は「週末は外出しないようにしているが、平日でもこんな状態。観光客と市民用のバスを分けられないものか」と嘆いていた。 「市民しか乗れないバスを」といった声は市交通局にも複数寄せられている。「経営改善には観光客から
東映太秦映画村(京都市右京区)のお化け屋敷で、お化け役の演者のあごを反射的に蹴り重傷を負わせて賠償金を支払った空手有段者の男性(49)=岐…
11歳だった娘に覚醒剤を飲ませて交際相手の男にわいせつな行為をさせたなどとして、監護者わいせつや児童ポルノ禁止法違反などの罪に問われた母親の判決公判が22日、大津地裁であり、大嶋真理子裁判官は懲役3年6月(求刑同4年6月)を言い渡した。地裁は被害者のプライバシー保護のため、母親の名前などを伏せて審理した。 判決によると、母親はマッチングアプリで知り合った工員の男の被告(49)=大阪市平野区=と共謀して、2020年6月26日、当時11歳だった娘に対し被告の男がわいせつな行為をし、その様子を携帯電話で動画撮影した。さらに今年3月4~5日にも当時13歳だった娘に同様の行為をした。 母親は被告の男の求めに応じて、覚醒剤を混入したコーヒー牛乳を娘に飲ませた上でわいせつ行為に及んでいたという。 判決理由で大嶋裁判官は「母親として監護、養育する立場でありながら、被害者が嫌がる様子を示してもやめず、腕をつ
京都府宇治市の食品店「MEAT&FRESH TAKAMI」が販売した牛肉による集団食中毒で、肉を食べた90代女性が腸管出血性大腸菌O157で死亡したことを受け、運営会社「ジィーシーエム」(同市)の高見純社長が16日、京都新聞の取材に応じ、同店のほか京都府、兵庫県の精肉店全7店舗の営業を自粛したことを明らかにし、「信頼を裏切る結果になり、深くおわびします」と陳謝した。 高見社長によると、死亡した女性が食べたのは、同社が「レアステーキ」と称して1パック70グラム、税抜き640円で販売する人気商品。「生肉を約300度で6分間、スチームコンベンションという装置で加熱処理し、細切りにして販売している」と説明した。 下痢や血便の症状が出た患者が肉を購入した8月下旬、同店で肉の加熱処理を行う従業員が新型コロナウイルスに感染し、「通常は5人のところを2人で処理していた」という。 府山城北保健所は、同店が販
ロシアのウクライナ侵攻を受け、滋賀県長浜市内の旅館がロシアとその同盟国ベラルーシ両国の人の宿泊を拒否するとホームページ(HP)で表明し、滋賀県が行政指導していたことが12日までに分かった。旅館は指導を受けて記載を削除した。 同旅館は、ロシアの侵攻直後の2月26日付でHPに「ロシア人とベラルーシ人の今後一切の宿泊受け入れを停止します」「ロシアが侵略を止め謝罪を表明すればお客様の受け入れを再検討します」などと記した。記載に気付いた県長浜保健所が、正当な理由なく宿泊を拒んではならないとの旅館業法に抵触する恐れがあるとして、今月11日に削除を要請した。 旅館の専務(45)は取材に対し、旧ユーゴスラビア内戦のあった土地で働いた経験があるといい、「何もできないもどかしさがあり、抗議の意志を示したかった」と話した。掲載期間中に両国からの宿泊予約はなかったといい、更新したHPで「企業としての認識不足を痛感
「一部の私立中入試で、共学なのに女子の合格最低点が男子よりかなり高いことに不公平を感じる。関西私学の入試事情を調べてほしい」。娘が中学受験を控えている京都市内の40代の母親から、京都新聞社の双方向型報道「読者に応える」に意見が寄せられた。各校の状況を調べると、女子の募集を男子より少なく設定していることが合格ラインの男女差を生んでいた。 「共学をうたう学校なら、ジェンダー平等の時代に合わせていく努力が求められるのでは。『私学だから』と納得するしかないのでしょうか?」。この母親は疑問を投げ掛ける。娘は女子の入学が男子より難関になっている私立中を受験予定だ。自身は仕事と育児の両立や職場での性差の問題に悩みながらフルタイムで働いてきたといい、「娘たちの世代でも女性に不利な条件を突きつけられるなんて」と声を落とす。 京都をはじめ関西私学の受験事情を調べた。一部の共学中では女子の募集が男子よりかなり少
平安宮内裏にあった後宮建物の登華殿(写真手前)と弘徽殿(奥)の遺構。平安文学の舞台だったことで知られる(京都市上京区)=市埋蔵文化財研究所提供 平安宮内裏にあった後宮建物の登華殿(写真手前)と弘徽殿(奥)の遺構。平安文学の舞台だったことで知られる(京都市上京区)=市埋蔵文化財研究所提供 平安文学を代表する「源氏物語」「枕草子」の舞台になった内裏の後宮建物跡が、京都市埋蔵文化財研究所が上京区で行った発掘調査で見つかっていたことが8日、京都新聞社の取材で分かった。建物跡や溝跡は中宮らが暮らした登華殿(とうかでん)と弘徽殿(こきでん)に関わるとみられ、平安時代の内裏殿舎遺構が見つかるのは初めて。 登華殿は平安中期、一条天皇の中宮定子が暮らした。関白の父・藤原道隆らとの語らいが、枕草子にはつづられている。また、弘徽殿は源氏物語において光源氏が朧月夜に出会う場になっている。両殿とも内裏北西部にあった
下宿先で大麻を所持したとして、京都府警組対3課と舞鶴署などは29日、大麻取締法違反(共同所持、所持)の疑いで、舞鶴工業高等専門学校(京都府舞鶴市)の男子学生3人を逮捕した。府警は舞鶴高専内で大麻使用が横行していた疑いがあるとみて調べる。 逮捕されたのはいずれも同校4年の男(22)=舞鶴市安岡=と、18歳と19歳の少年=ともに同市。 3人の逮捕容疑は共謀して29日午前11時20分ごろ、19歳の少年が下宿している舞鶴市内の民家で、乾燥大麻1袋(約1グラム)を所持した疑い。男と19歳少年は容疑を認め、18歳少年は一部否認しているという。 府警によると、3人は数日前、舞鶴市内で大麻を購入したという。男が密売人と連絡を取っていたとみられ、「大麻パーティーをするために仕入れた」と供述しているという。 府警は今年夏ごろ、舞鶴高専で大麻が横行しているとの情報を入手。この日に学生らを任意で事情聴取したところ
京都市中京区堀川通押小路西入ルの二条城外堀公衆トイレで5日までに、差別的な落書きが見つかった。トイレを管理する市によると、清掃業者が8月18日、トイレ入り口の目隠し用壁面に「北朝鮮に帰国しろ」などと幅2メートル超、高さ50センチ超にわたって書かれているのを見つけた。現在は文言の上から紙を貼っており、壁を塗り直すという。 市によると、五条大橋西詰公衆トイレ(下京区)でも8月30日、同様の差別的な落書きがあり、市はそれぞれについて警察に被害届を出した。市まち美化推進課は「非常に残念なこと。修繕費用も掛かるので、しっかりと対処したい」としている。
開けたビーチは客が殺到、閉鎖したら勝手に侵入多発 コロナ禍の海水浴場が苦慮 2020年8月16日 8:00 新型コロナウイルスの影響で全国各地の海水浴場が開設を見送る中、海開きしている京都府北部の一部の海水浴場に人出が集中し、関係者が感染防止に苦慮している。一方で、閉鎖している海水浴場では観光客らがビーチに侵入するなどの迷惑行為が多発。地元は頭を悩ませている。 多くの家族連れが水遊びを楽しむ宮津市由良の丹後由良海水浴場。東隣の舞鶴市や福井県の多くの海水浴場で開設が中止となったことで、例年の1・5倍以上の海水浴客が詰めかけ、駐車場には関西圏のナンバーが並ぶ。 浜茶屋「三喜」では全従業員がマスクを着用。消毒など感染対策を行い営業するが、マスクを着けている客は見られない。同店を経営する男性(70)=宮津市=は「駐車場や売店でどうしても客と接触する。多くの人が来てくれるのはありがたいが、感染が不安
京の風物詩「大文字」を勝手に点灯、大規模ないたずら? 騒然、憤る大文字保存会 京都府警にも相談 2020年8月9日 13:48
大久保容疑者が経営するクリニックを家宅捜索し、押収品を運ぶ捜査員=23日午前11時25分、宮城県名取市) 全身の筋肉が動かなくなっていく神経難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発症した京都市中京区の女性に薬物を投与して殺害したとして、京都府警が、嘱託殺人の疑いで、呼吸器内科医の大久保愉一容疑者(42)=仙台市=と、医師の山本直樹容疑者(43)=東京都=を逮捕した事件で、大久保容疑者は、厚生労働省の医系技官として約7年半働いていたことが、関係者らへの取材で23日分かった。 また、医師2人のうち大久保容疑者は「高齢者は見るからにゾンビ」などとネットに仮名で投稿し、高齢者への医療は社会資源の無駄、寝たきり高齢者はどこかに棄てるべきと優生思想的な主張を繰り返し、安楽死法制化にたびたび言及していた。 大久保容疑者が記したとみられるブログ「高齢者を『枯らす』技術」やツイッターには、安楽死に賛同する投稿
新型コロナ「第2波感染者は第1波より増える」 “8割おじさん“西浦教授が講演、警戒呼び掛け 2020年7月18日 12:00 関西広域連合や関西の経済団体でつくる「関西健康・医療創生会議」は17日、新型コロナウイルスの緊急シンポジウムをオンラインで開催した。感染予防で人との接触の8割減を呼び掛け、「8割おじさん」の異名を持つ北海道大の西浦博教授が講演し、「第2波の感染者は第1波よりも増える。医療、保健現場には相当厳しい負荷がかかる」と警戒を呼び掛けた。 西浦教授は自治体が進める病床確保や検査数の充実について、「足りないものを少し増やすぐらいしかできていない」と指摘。「第2波の制御に光明が差すかというと、相当厳しい見込みを僕は持っている」と話した。このまま対策を取らなければ「貧しい人や社会的に虐げられている人ほど死亡者が多くなる」と危機感をあらわにした。 緊急事態宣言のような踏み込んだ対策に
新型コロナウイルスの感染状況を分析する厚生労働省クラスター対策班のメンバーを務めた西浦博・北海道大教授が、8月1日から京都大医学研究科の所属となることが3日までに分かった。社会健康医学系専攻環境衛生学分野の教授として研究室を率いる。 西浦教授は、感染症の数理モデルを利用した流行データの分析を研究している。新型コロナウイルスの感染拡大を抑制する方策として、人との接触を8割減らすよう提言し、「8割おじさん」の異名を取った。
京都市西京区のタケノコ畑で、金色の縦じま模様の竹が生えているのをタケノコ農家が見つけた。畑を管理する田原一樹さん(37)は「30年近く竹を見てきたがこんな経験は初めて」と興奮気味に話した。 収穫が落ち着いた5月上旬ごろ、成長して皮がめくれた竹の幹に、金色の縦じまの模様ができていたという。周囲には約600本の竹が生えているが、模様があるのは1本だけ。「新型コロナウイルスの影響で売り上げも減って落ち込んでいたが、金色に輝く竹が心を癒やしてくれた」と田原さん。 市洛西竹林公園で竹を研究している専門員渡邊政俊さん(87)によると、金色の模様が出る竹は「キンメイモウソウチク」に分類され、主に観賞用として親しまれている。渡邊さんは「タケノコ畑でこんな模様の竹が出てくるのは今まで聞いたことがない。突然変異の理由は分からないが、今後も出てくるかもしれない」と驚いていた。
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