「それってセンサーを使ってデータをとるだけのシステムですよね。そんなにお金をかけたのですか。1万円くらいの出費で、効果の有無を事前に検証できたのに」 IoT(インターネット・オブ・シングズ)という言葉は登場した当時ほど騒がれてはいないが消えてはいない。様々な現場の機器やセンサーなどからデータを集め、分析して何かに生かす。まっとうなアイデアであり、呼び名はともかく検討に値する。 だが、IoTの後に出てきたインダストリー4.0や製造DX(デジタルトランスフォーメーション)といった掛け声に反応してしまい、目的や得られる効果が曖昧なまま、高価なIoTシステムを導入してしまった企業もある。 実はIoTシステムが有効か否かは数千円、多くても数万円をかければ検証できてしまう。この程度の出費でIoTシステムを内製できる時代になっているからだ。大金を投じた失敗の傍らで、「身の丈IoT」「DIY IoT」と呼
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