情報処理学会は4月2日、コンピュータ将棋でトッププロ棋士との公開対局を求める挑戦状を日本将棋連盟に送った。日本将棋連盟もこれを受諾、清水市代女流王位・女流王将を対戦相手とすることを明らかにした。対戦は今秋に実施予定。 1997年、当時チェスの世界チャンピオンであったガルリ・カスパロフ氏がIBMのスーパーコンピュータ「Deep Blue」と対戦し、Deep Blueの2勝1敗3引き分けとなったことをご記憶の方もおられるだろう。すでにチェスの世界ではコンピュータがプロのトップレベルを打ち破っているが、チェスと比較すると、将棋は取った駒を持ち駒として再使用できるというゲーム特性から指し手の選択肢が多く、コンピュータ将棋はまだプロのトップレベルの実力には達していないと考えられている。 プロのトップレベルにコンピュータ将棋が勝つのは2015年ごろではないかと予測する識者もいるが、今回、情報処理学会は