平安貴族の男性は人前で冠を取って髪の毛を晒すのが裸を晒すのと同じくらい恥ずかしかった。 何故こんな訳のわからん羞恥心が芽生えたのか、おそらく大元はハゲ隠しではなかろうか。 多分帝か何かがハゲ隠しの為に部屋でも冠をかぶり続けた結果があのマナーなのでは。 実際清少納言の父親はお祭りで落馬して冠を落とし禿頭を晒してしまった逸話がある。 おっさんのハゲ隠しを自然に行うために若者達も頭を隠したと考えるのが自然だろう。 戦国武将はさらにハゲへの優しさが過激化し、若者までハゲのように頭髪を剃るようになった。 兜で頭が蒸れないためとか言うが、平民までくまなく流行したのはそれだけでは説明がつかない。 若い頃から頭を剃りあげる事でハゲを隠し、いよいよ無理になった時は出家してツルッパゲになる文化はハゲへの優しさが溢れている。 日本人は西洋化する際にハゲへの優しさも捨ててしまった。 西洋のハゲは日本のハゲより見目