夏休みスペシャル 2024 iPhoneで3Dモデルを手軽に作成、無料の純正アプリ「Reality Composer」を試す 2024.08.09
以下は『思考の整理学』の「整理」という稿からの一節です。ここで使われている「工場」と「倉庫」いうメタファーは、いずれも今日のワークプレイスにおいて健在です。 人間の頭はこれからも、一部は倉庫の役をはたし続けなくてはならないだろうが、それだけではいけない。新しいことを考え出す工場でなくてはならない。倉庫なら、入れたものを紛失しないようにしておけばいいが、ものを作り出すには、そういう保存保管の能力だけではしかたがない。 人間でいえば、「工場」は短期記憶であり、「倉庫」は長期記憶。コンピュータでいえば、「工場」はメモリであり、「倉庫」はハードディスク。料理の世界なら、まな板と冷蔵庫。お金の話に置き換えれば、手元の財布と銀行口座。洋服なら、着ている服とクローゼット。 挙げていくとキリがないのでこのあたりにとどめ、引き続き同書より引きます。 「工場」の整理と「倉庫」の整理の違い だいいち、工場にやた
By: Dave Fayram – CC BY 2.0 さて、二回目です。今回は知的生産における「行程」について考えたいと思います。 知的生産において、どのような行程があるのかということに加えて、その行程において参考になる文献をいくつか紹介していきます。知的生産のマッピングと入門参考文献のブックガイドとして読んでもらえば幸いです。そして、これからの知的生産において重要な「テーマの設定」について、すこし詳しくみていきます。 一般的な生産過程と比較 一般的な生産(物的生産)の過程には簡略化すれば以下のような行程の流れがあります。 (設計図を書く) 原材料を仕入れる 原材料を加工する でき上がった製品を出荷する これを知的生産に置き換えてみると (テーマを見つけ出す) 知識・情報を仕入れる 新しい「考え」を生み出す 「考え」をまとまった文章に書き出す となるでしょう。実際は一連の作業はもうすこし
今回から2回にわたり、インターネット時代における情報管理・情報整理についてトレンドを踏まえて解説し、実際の方法を取り上げます。 まず質問をさせてください。 Web 2.0という用語が語られてすでに“久しい”という感覚がITのスピードをまさに表しているのではないでしょうか。梅田望夫さんの著書『ウェブ進化論』は、2006年2月が初版でした。当時、「Web 2.0ってなんだ?」と多くの人が思ったわけですが、今は説明に難義であっても定着しています。また、最近は「クラウド」ですね。IT関連のセミナーにおいて「クラウド」をテーマにすれば集客が容易のようです。 元々、Webは“蜘蛛の巣”、クラウドの“雲”と日本語読みが同じであることはおもしろい符合です。Web 2.0以降では、情報提供元はサーバのみでなく参加者も提供側となり“あちら側”の情報は奔流のように増大しています。 一方、発売
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