おやつナタリーの終了に際して考えていたことがあって、言う場所がなかったのでだいぶ時間が経ってしまったのだけれど、ひと言でいえばなんだろ、総合誌の有効性、みたいなことを考えていた。まず結論を書くと、おやつみたいなネタを扱うのに、専門誌は向いてないのではないかと思っている。紙の世界に置き換えてみると、BRUTUSでおやつ特集があったら買うけど、「月刊おやつ」は成り立たない。ような気がする、という話。 雑誌の世界では2000年前後に、「これからは専門誌の時代」みたいなこと、割と方々で言われた。当時の言説はざっくりこうだ。情報誌はネットの速度に駆逐されるだろう。総合誌は浅い知見しか提示できないから見向きされなくなるだろう。専門誌はメディアの形状に依存せず求められ続けるだろう。10年経って答え合わせをしてみれば、総合誌が健闘した以外はそのとおりとなった。 ではなぜ総合誌が意外や残ったかといえば、それ
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