厚生労働省は昨年(2017年)11月28日、MRI造影剤が脳に残存し、潜在的なリスクとなる可能性が否定できないとして、「MRI検査の必要性を慎重に判断する」「MRI造影剤にはガドキセト酸ナトリウムなどの環状型ガドリニウム造影剤を第一選択とする」よう、医療機関に注意を呼び掛けています((厚労省のサイトはこちら))。 また、統合失調症治療薬のクロザピンには、胸膜炎を引き起こす可能性も明らかになりました。 添付文書が改訂されたのは、次の3医薬品です。 (1)統合失調症治療薬の「クロザピン」(販売名:クロザリル錠25mgほか) ▼新たな【重大な副作用】:胸膜炎(感染を伴わない胸膜炎が現れることがあるので、▽呼吸困難▽発熱▽胸痛—などが現れた場合には速やかに胸部X線検査などを実施。異常が認められた場合には、感染症等との鑑別診断を行い、投与を中止するなど適切な処置を行う) (2)磁気共鳴コンピューター