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ブックマーク / www.academyhills.com (1)

  • アカデミーヒルズ 記事・レポート 小説は、真実を語る? ~経済小説の“虚実皮膜”~

    戦後の復興と経済成長をテーマとする初期の経済小説 澁川雅俊: 太平洋戦争前に小説家が商売や企業、業界、会社組織(経営者、中間管理職、サラリーマンなど)、金融、投資、経済政策・事情、経済犯罪などをテーマに創作することはありませんでした。経済小説は初め、太平洋戦争後の復興、経済成長をテーマに創作されました。もっと挑発的な言い方をするならば、作品には人々の「金・金・金」の欲求が鮮明に描かれていた、といっていいでしょう。私は1958年に大学に進学したのですが、そのときの遊び仲間の一人に、当時から株の相場を張っていた若者がいました。その男が書いた『兜町の狩人』(安田二郎)は、まさにお金に戦後復興の望みをかけた男たちを描いています。 経済小説は近現代文学史では後発のジャンルですが、その成り立ちからもう半世紀も経ちました。その間のビッグネームを探すと、例えば直木賞作家の源氏鶏太や、文化勲章受章者の獅子文

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