●水曜インタビュー劇場(アイス公演) →本記事(2) スーパーやコンビニの冷蔵ケースの中をみると、ハーゲンダッツ、ガリガリ君、ジャイアントコーン……といった定番商品がズラリと並んでいる。年間100億円以上売れているブランドは「エッセルスーパーカップ」「ガリガリ君」「チョコモナカジャンボ」「ピノ」など発売してから何十年も経つものばかり。そうした中で、10年目の“若手”が存在感を示している。 【グラフ:パルムの売上推移】 その若手とは、森永乳業の「PARM(パルム)」。2005年に発売して、あれよあれよという間にビッグネームの仲間入り。初年度の売り上げと比較すると、7年後の2012年には8倍を超えるまでに伸長している。同社の4番バッターは、長きにわたって「ピノ」が務めていたが、数年前から「パルム」が中心選手として活躍しているのだ。 それにしてもアイスクリーム市場は、なぜ定番商品が強いの