2011年3月11日、東日本を大地震、大津波、福島第一原発事故と、未曾有の災害が襲いました。被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。 原発事故は、現場の懸命な復旧作業にもかかわらず、収まるどころか、不安は日増しに高まっています。このような時こそ、風評に惑わされることなく、専門家による科学的な情報が切望されます。 『鳥たちの舞うとき』を遺著として残され、2000年に他界された高木仁三郎さんは、脱原子力社会の実現のために尽力された市民科学者でした。3/19に放映されたTBS「報道特集」では、キャスターの金平茂紀さんが高木さんの写真を掲げながら『原発事故はなぜくりかえすのか』(岩波新書/品切)を紹介しました。 この『原発事故はなぜくりかえすのか』のように、高木さんは原子力発電とプルトニウムの危険を警告した本を多数執筆されました。 原発事故はなぜくりかえすのか 岩波新書 2000年12月(