勧誘も謝罪も「外注」で――。利用者の個人情報が大量流出した通信教育大手ベネッセホールディングス(HD)は、利用客らの問い合わせなどに応じる電話の窓口業務を派遣会社に委託した。社員だけでは対応しきれないためだが、謝罪業務を委託する企業姿勢を疑問視する声もある。 窓口業務の派遣会社員は、情報流出が発覚するまでは新規会員の勧誘業務をしていた。 元派遣会社員によると、派遣会社から「お仕事の募集」と書かれたメールが届いたのは11日。14日から今月末まで、専用フリーダイヤルに対応する、「毎日怒られる仕事」だという。時給は1100円。ベネッセが情報流出を発表した9日に、派遣契約を打ち切られた人が対象だ。 12日には謝罪の仕事について、「ネット上などで口外しないように」と注意喚起するメールも届いた。
自宅の庭に妻リュドミラさんと立つゲンナジー・オシポビッチ元中佐=11月、ロシア南部マイコプ(共同) 1983年9月1日未明、ロシア極東サハリン沖上空で大韓航空機が旧ソ連軍戦闘機に撃墜され乗客乗員269人全員が死亡した事件から30年。撃墜した戦闘機の元操縦士が共同通信の取材にこのほど応じ「軍人としての命令を果たしただけだ。ただ、別のやり方もあったのかもしれない」と事件の重荷を背負ってきた人生を振り返った。 元操縦士は、ロシア南部アドイゲヤ共和国の首都マイコプに住むゲンナジー・オシポビッチ元中佐(69)。76年からサハリンでスホイ15戦闘機の操縦士として服務。予定航路を逸脱したニューヨーク発ソウル行き大韓機ボーイング747がサハリン上空を飛行した際、極東各地から緊急発進した戦闘機10機のうち1機を操縦していた。 当時38歳。元中佐によると、防空軍の上官から交信で受ける命令に基づいて行動した。計
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