自民党は26日、党本部で「全議員・選挙区支部長懇談会」を開き、菅政権を退陣に追い込む戦略などについて意見を聴取した。 菅首相が提案した民主、自民両党による「大連立」への賛成論は出ず、執行部に政権奪還へのさらなる努力を求める声が相次いだ。 会合には、次期衆院選で議席奪還を目指す前衆院議員らを含む約170人が参加した。牧原秀樹・前衆院議員は「『(東日本大震災という)非常時に首相をまた代えるのか』というのが一般的な感覚だ。菅首相ではいかにダメか、国民への説得が必要だ」と指摘した。元経済産業副大臣の坂本剛二・前衆院議員も「統一地方選は民主党のミスで勝った。災害対策も経済対策も『自民党政権にしたい』と国民が思うようなものがない」と述べ、政権構想の練り直しを求めた。また、執行部が検討中の内閣不信任決議案の提出に関し、柴山昌彦衆院議員は「(首相の)敵の敵は味方というわけにはいかない」と語り、民主党の小沢