Published 2022/04/05 20:32 (JST) Updated 2022/04/05 20:33 (JST) 【リビウ(ウクライナ西部)共同】ウクライナ当局は4日、首都キーウ(キエフ)近郊での多数の民間人殺害を巡る捜査を本格化し、大きな犠牲が報告されたキーウ州ブチャを上回る被害を同州ボロディアンカで確認した。犠牲者数は拡大する見通し。ウクライナ国防省はブチャで「戦争犯罪に直接関与した」とするロシア兵約1600人の名簿を公開。ロシア軍の組織的な行動との見方が出ている。 多数の民間人殺害を「虐殺」と非難する国際世論が高まり、ロシアは孤立化が加速。残虐行為の実態が明らかになるにつれて対話の雰囲気がそがれ、停戦交渉は難航が予想される。