2010-08-01 「ビタミンちくわ」の秘密 ニュース 上越地域のスーパーで、ちくわを探すと、石川県のスギヨが製造している「ビタミンちくわ」が圧倒的なシェアを占めている。カマボコをはじめとする練り製品が特産の上越地方で、なぜ石川県のちくわが幅をきかせているのだろうか。 スギヨの「ビタミンちくわ」 まずは石川県七尾市に本社がある「株式会社スギヨ」に聞いた。 同社は、明治期にちくわの製造・販売を初めて100年以上たつ老舗で、世界で初めてカニカマを開発したメーカーとして知られる。「ビタミンちくわ」は戦後の復興期の1952年に発売し、半世紀あまりを経た今も、当時のままの商品名で消費者から支持されているロングセラー商品だという。 上越のスーパーで良く売れるビタミンちくわ 「ビタミンちくわ」の販売量は、地元の北陸が3割なのに対し、長野と新潟で7割を占める。県内では上越市や妙高市で良く売れるという。