エイの潜水能力、サメに匹敵=1900メートル深海まで−大西洋で調査・国際チーム ポルトガル領アゾレス諸島近くのタイワンイトマキエイ(左側頭部にはコバンザメ類が付着)。アゾレス大などの調査で水深1896メートルの深海まで潜ることが分かった(アゾレス大のジョルジ・フォンテス博士提供) ポルトガル領アゾレス諸島近くの大西洋に生息するタイワンイトマキエイは、水深1896メートル、水温3.6度の深海まで潜ることがあるとの調査結果を、アゾレス大や米ウッズホール海洋研究所などの国際チームが20日までに英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに発表した。 タイワンイトマキエイは大型で、太平洋や大西洋などの熱帯・亜熱帯の海に広く分布する。深海に潜るのは餌の魚やイカ類などを捕らえるためと考えられ、従来は水深1000メートル、水温10度程度の深海までしか潜らないとみられていた。大型魚類ではメキシコ湾のユカタン