5/16に公開されて依頼、映画『サブスタンス』が順調に反響を広げている。公開規模から、大作のようなメガヒットの数字ではないものの、そのセンセーショナルで衝撃の内容で、観た人に「良くも悪くも」強烈なインパクトを与えているのは確実。 50代を迎えた元人気女優が、若さと美しさを取り戻すべく「サブスタンス」なる再生医療に手を出し、とんでもない運命を強いられるドラマは、「ルッキズム」、業界における女性の立場を訴える「フェミニズム」などのテーマを内包しており、アカデミー賞作品賞ノミネートも果たしたことから、どこか“高尚”なイメージ/予感もまとっていた。そして、そんな予感だけで観に行った人は、かなり面食らうことになる。 公開直後から、今に至るまでこのようなコメントが散見される。 『サブスタンス』のジャンルを問われれば、とりあえず「ホラー」と答える人が多いだろう。ただし、公開前までは、そのホラーの側面がそ
