横浜市教育委員会は12日、市内に18館ある市立図書館で蔵書検索などを行うシステムが一時的にダウンし、最大約15万人の利用者に影響が出たと発表した。約2週間ぶりにインターネット上の利用サービスを再開し、アクセスが集中したことが原因という。 同市教委によると、障害は11日午前8時40分ごろに発生。インターネットでの蔵書検索や貸し出し予約などができなくなり、各図書館を結ぶ業務用端末も停止して図書利用などの情報交換が難しくなった。図書の貸し出しや返却作業は行われ、サーバーの容量を増やすなどして障害は12日午前4時ごろに解消した。 市立図書館はシステムの大幅な改修で12月29日から休館し、インターネット上の利用サービスも停止していた。そのため、11日の休み明けにアクセスが集中し、1秒間に100件だったサーバーの容量を超えたとみられる。