北朝鮮が核実験を繰り返してきた北東部の実験場について、韓国気象庁は、実験場がある山の下に空洞ができているという分析を明らかにしたうえで、新たに実験が行われれば、放射性物質が漏れ出す可能性があると指摘しました。 この実験場について、30日、韓国の国会で、議員が「もう一度核実験が行われれば山が崩れて、おびただしい量の放射性物質が朝鮮半島周辺に拡散する可能性が指摘されている」として、政府の見解をただしました。 これに対して韓国気象庁の長官は、「衛星を使って得られた資料を分析したところ、実験場がある山の下に60メートルから100メートルの空洞ができていると見られる。もし、新たに核実験が行われれば、そうなる可能性がある」と述べ新たに核実験が行われた場合、放射性物質が漏れ出す可能性があるという見方を示しました。 また、放射性物質は、実験場周辺で陥没が起こることによっても漏れ出す可能性があり、風に乗って