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ブックマーク / reki.hatenablog.com (4)

  • 韓国政府が強力なトップダウン型の産業育成を図った理由 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    Image by Lakshmix 「漢江の奇跡」を支えた韓国政府の産業育成政策 ここ10年あまりの韓国の社会と国民意識の変化には激しいものがあります。 息詰まる社会と経済の打破のために、朴槿恵政権時代から「大陸側」へ接近し南北統一を目指す文脈が醸成されていましたが、現在の文在寅政権はさらに急進的にそれを推し進め、南北統一によって「民族による自存自衛」を掲げ、広い支持を集めています。 もとより韓国では反米感情は根強くあったのですが、それよりも反北朝鮮感情のほうが強かったので西側諸国に留まっていましたが、北との和解ムードの高まりの中で「自立強国」「東アジアのバランサー」国家を目指すようになっています。 その背景には、韓国が急速な経済発展を果たし国際的なプレゼンスが高まり、アメリカ中国、日といった周辺の大国と台頭な関係になった、という自負があるからなのですが、一方でこれまで世襲政治家や資

    韓国政府が強力なトップダウン型の産業育成を図った理由 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
  • 日の丸に似てる国旗 - 日の丸が世界の国旗に影響を与えたというのは本当か? - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    日の丸のデザインが他の国のデザインに影響を与えたというのは当か とある言説によると、アジアを中心に欧米の植民地になっていた国々が独立をする際に、日露戦争や太平洋戦争で欧米相手に戦った有色人種の日の国旗である日の丸のデザインはリスペクトされ、いくつかの国の国旗のモデルになったのだそうです。 耳触りがいいこの言説は広く語れる傾向にあるので、果たしてこれは事実であるのか検証いたしたく、今回は日の丸にデザインが似ている旗の起源を見ていきたいと思います。 1. グリーンランド 氷河と海と沈む太陽 グリーンランドはデンマーク領ですが自治領として独自の旗を持っています。 もともとは他の北欧各国と同じような白・緑・青の十字のデザイン、いわゆる「ノルディッククロス」のデザインでしたが、555ものデザイン案の中から政府が選定し、1985年に正式に制定されました。 さてこのデザインは、白はグリーンランドの8

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  • 初期イスラム教団の拡大理由=「圧倒的武力」説について - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    なぜイスラム教団は短期間で領土を拡大できたのか? 預言者ムハンマドから正統カリフ時代を経てウマイヤ朝が成立する過程で、 イスラム帝国は爆発的に拡大し、西はリビア砂漠から東はペルシア高原まで征服してしまった。その後ウマイヤ朝の元でさらに拡大し、イベリア半島やインダス川まで支配してしまいます。 なぜここまで急速に拡大したのかの理由は、ムスリムに言わせれば「正しい教えに人々が開眼したから」ということになります。 また、通常の説明だと「これまでの部族社会ではなく、宗教という新たな秩序を創造したから」というのが一般的であります。 ですが歴史学者の後藤明氏によると、「単純に人々が安全保障を求めたから」というのが主な理由だそうです。 個人的にこの説は非常に納得したので、今回要約してご紹介させていただきます。 記事三行要約 ムハンマドは自分に降伏した者は全てムスリムであるとみなした だが多くの人は自分がム

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  • 100年前にアメリカで栄えた「企業町」 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    会社の興亡と運命を共にしたアメリカの「企業町」 およそ100年前、アメリカ全土には約2500もの「企業町(Company Town)」があったそうです。 辺境地に作られることが多く、住人はおおよそ「会社の従業員とその家族」。 インフラも、各種サービスも、生活必需品の販売も、雇い主である会社が行う。会社の寮が超巨大になったものと考えたら分かりやすいかもしれません。 そんなことしたらコストばっかかかってどうしようもないじゃないか、と思っちゃいますが、土地が安価な辺境地に大規模な工場を作って、大量の労働者を囲い込んで安定的に操業するのは、当時はそれしか方法がなかったんでしょう。100年前なんて、鉄道も自動車も普及はまだまだでしたからね。 そして当時の「企業町」は「労働者の新たなライフスタイルを創りあげる」壮大な実験場でもありました。 100年前の野心家たちの夢の跡、かつて栄えた「企業町」を見てい

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