先日の大相撲の千秋楽、横綱同士の優勝がかかった結びの大一番。 見ている側としたら今場所のクライマックスで文字通りの「大一番」だった。 当然ながら大きな期待をこめてその立会を見つめたわけだ。 ところが白鵬はすっと左に変化して、まっすぐ突っ込んできた日馬富士をいなした。 あっという間に勝敗は決して軍配は白鵬に上がった。 その後の出来事はニュースなどで報道されたとおり白鵬に対して観客から罵声が飛んだ。 なかには国籍を揶揄するようなヤジもあったらしいが、それは悪質なヘイトスピーチであって他のヤジと一緒にしてしまうとおかしくなるので分けて考えたほうがいい。 なぜこれだけヤジが飛んだかというと簡単にいえば白鵬が相撲界に伝わる「横綱の不文律」を破ったからに他ならない。 横綱という特殊な地位 横綱は大関以下とは違って特殊な名誉職である。 普段の立ち居振る舞いや言動、一挙手一投足までもが横綱としてふさわしい
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