大阪府立中央図書館(東大阪市)の年間開館日数が全国平均を下回り、利用者らから「休館日が多すぎる」との指摘が寄せられている問題で、同図書館を所管する府教委は、蔵書整理期間を短縮するなどして開館日を増やすことを決めた。「府民感覚に即した運営を」という橋下徹知事からの要望を踏まえた。 府教委によると、橋下知事から先週、綛山(かせやま)哲男教育長を通して「府民が利用しやすいよう開館日数を必ず増やしてほしい。現在は休館日としている長期蔵書整理期間(年間11日)も開館させてほしい」と要望があった。 同図書館の年間開館日数が全国平均を下回っていることを重くみたためで、橋下知事は「都道府県平均をクリアすることに加え、府民感覚から考えて適切な運営をしてほしい」と強く求めたという。 これを受け図書館側は現在、人繰りのシミュレーションを行うなどして、開館日をどの程度増やすことができるかを検討中。蔵書整理期間中の