図書館のカモシカのお話、小さな絵本に 富山2009年2月20日 面積が日本一小さな富山県舟橋村。住民1人当たりの利用率の高さで知られる、その村立図書館に、カモシカが迷い込んだのは、昨年7月のこと。その「てんまつ記」が「小さな絵本」になる。 オスのカモシカが「訪ねてきた」のは、図書館が開館10周年記念行事を開催していた時だった。自動ドアが開くとゆっくりと館内に入り、絵本コーナーへ。10人ほどの利用者が2階に移動する騒動になった。逆に驚いたカモシカは本棚に飛び乗るなどしたが、最後はトイレに追い込まれ、麻酔を打たれて山に戻された。 この出来事は、全国に伝えられ、図書館の知名度はさらに上昇。司書係長の高野良子さんは「パソコンを壊したり、お客さんにけがをさせたりせずに、全国にPRしてくれた」。騒動の後に、県外から「本を寄贈したい」という人もいたという。 「絵本にしたいね」。直後から高野さんら職員は動
琉球大学が中心となって、沖縄県および沖縄県内市町村、学協会等が発行する紀要類のデジタル化を推進する、「沖縄地域学リポジトリ」が試験公開されています。 また、2月6日に開催された講演会「 ひろがるリポジトリ -「地域共同リポジトリ」への取り組み」の講演資料が公開されています。 沖縄地域学リポジトリ http://okinawa-repo.lib.u-ryukyu.ac.jp/ 「沖縄地域学リポジトリ」について(概要) http://www.lib.u-ryukyu.ac.jp/okinawa-repo/gaiyou.pdf 沖縄地域学リポジトリ試験公開記念講演会 ひろがるリポジトリ -「地域共同リポジトリ」への取り組み http://www.lib.u-ryukyu.ac.jp/okinawa-repo/20090206-event.html 参考: 沖縄地域学リポジトリ試験公開記念講演会「
国立情報学研究所(NII)が、4月にリリース予定の次期CiNii(NII論文情報ナビゲータ)の各画面イメージ、およびAPI機能であるOpenSearch/RDFの仕様を公開しています。 次期CiNiiのAPIおよび画面の公開について http://ci.nii.ac.jp/cinii/pages/index.html#20090217 新CiNiiの各画面について http://ci.nii.ac.jp/cinii/pages/new_cinii.html 新CiNiiのAPI(1)-OpenSearchについて http://ci.nii.ac.jp/cinii/pages/if_opensearch.html 新CiNiiのAPI(2)-RDFについて http://ci.nii.ac.jp/cinii/pages/if_rdf.html 参考: CiNiiのサービスに関するアンケート
知的財産 | 先頃、村上春樹氏がイスラエルの文学賞である「エルサレム賞」を受け、その受賞スピーチが注目を集めました。日本の各紙を含めて多くの報道機関が部分的な引用のみにとどまった中、イスラエルのHaaretz紙のみが、氏のスピーチの全文を掲載しました。 これを受けて、日本のブロガーたちが次々とその全文翻訳を試み、配信し、多くの読者を集めたようです(村上春樹さんの受賞スピーチ、日本のブロガー陣がスピード翻訳 「ハルキ風」も (ITmedia))。一部では、日本の報道機関が全文を配信しなかったことについての批難の声も上がっていました。 インターネットが普及した今日、このような民間のボランティアによる知の共有に一定の利点があることは否定しません。しかし、あくまで現行の著作権法に照らした場合、このような行為は適法であるといえるのでしょうか? 現行の著作権法が、現在の著作物の利用実態に即したも
【パリ=国末憲人】世界で約2500の言語が消滅の危機にさらされているとの調査結果を、国連教育科学文化機関(ユネスコ、本部パリ)が19日発表した。日本では、アイヌ語が最も危険な状態にある言語と分類されたほか、八丈島や南西諸島の各方言も独立の言語と見なされ、計8言語がリストに加えられた。 調査は、全世界で6千前後あるといわれる言語を調査。538言語が最も危険な「極めて深刻」に分類された。続いて「重大な危険」が502語、「危険」が632語、「脆弱(ぜいじゃく)」が607語だった。 また、1950年以降消滅した言語が219語にのぼった。最近では08年、米アラスカ州でイヤック語が、最後の話者の死亡で途絶えた。 日本では、アイヌ語について話し手が15人とされ、「極めて深刻」と評価された。財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構(札幌市)は「アイヌ語を日常的に使う人はほとんどいない」としている。 こ
島根県のHPに、「第2次島根県子ども読書活用推進計画」(素案)が発表されており、2月13日から3月6日までパブリックコメントを募集しています。 「第2次島根県子ども読書活動推進計画」(素案) これは、昨年3月に策定された国の第2次「子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画」の第9条で規定してある、地方公共団体は、国との連携を図りつつ、地域の実情を踏まえた子どもの読書活動の推進に関する施策を策定し、実施する責務があることを踏まえて作られたものです。(それにしても素早い策定です!!!) 内容は、当然国の子ども読書基本計画に沿って、家庭、地域、学校での子どもに対する読書環境をどのように作っていくのかが述べられています。 特に「学校」における「学校図書館」の充実に関しては、詳細にかつ具体的に述べられており、「理念のみでなく予算の裏付け」もあります。 この素案から目立ったところを紹介します。 「学
日本有数の文庫として高い評価を受ける旧佐賀藩鍋島家の記録を集めた「鍋島家文庫」の資料目録が、インターネット上で検索できるようになった。県立図書館が17日から検索システムの本格運用を始めた。 検索できるのは、藩政資料などの複製本とマイクロフィルム延べ約4600点。研究者や郷土に関心のある人の利用や問い合わせが多いことから、図書館に文庫を寄託している鍋島報效(ほうこう)会の協力を得て、07年1月から準備を進めていた。 県立図書館のホームページから「蔵書検索」の「複製史料」にチェックし、資料を検索できる。 図書館は「探していたのと別の資料も検索で『発見』できると思うので、情報を得る手段として活用してほしい」としている。【関谷俊介】
県教育局は19日、浦和、久喜、熊谷の3カ所にある県立図書館を1館に再編する方針を発表した。県教育局が設置した県立図書館ライフチャンスライブラリー化基本計画策定委員会(委員長、常盤繁・東洋大教授)が県立図書館改革についてまとめた提言書で述べられており、09年度中にこの提言に沿った整備計画を策定する。 県教育局生涯学習文化財課によると、ライフチャンスライブラリーとは、個人の課題に応じた情報を的確、豊富に提供し、課題解決を支援できる図書館のこと。上田清司知事が07年知事選のマニフェストで提案し、09年度から実施予定の県教育振興基本計画にも盛り込まれたため、委員会で具体的な取り組みを検討していた。 提言は、3館に分散して所蔵されている資料などを1カ所ですべて取得できるワンストップ化や、築28~48年と老朽化が進んだ施設の耐震化などを検討課題に挙げる。その解決策の一つとして「3館を1館に再編するなど
あんま元気がないと連発してもツマランので、ここで仕込み記事をつっこんでみる。 〜〜〜 畏友オタどんが拾ってきたお題に「台湾愛書会」がある。 さういへば、わちきの幼少のみぎり、担当教員は台湾帰りであった… 台湾愛書会の業績:古書に書誌で文学で図書館学 「愛書」と聞くと、ははン、古書マニアね、とひとことでかたづけられちまうだろーけど、さにあらず。実はこの会、台湾における古書即売会のはじめとも関係し、文学、書誌学はいうにおよばず、わちきのいう大東亜図書館学にも資するところ大なのである。 まず、この会の関係者が「台湾書物同好会」として、台湾初めての古書即売会の濫觴に絡んでいたのでは、という推測がなされている(沖田:2007) 植民地文学、書誌学上の貢献については、途中から会の中心人物になった西田西川満がらみの研究が最近、でてきたやう。 そして図書館学では… のちにトンデモめずらか爆裂レアな図書館本
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