◇4500冊、一般開放 港区麻布台の在日アフガニスタン大使館内に27日、アフガニスタン関連書籍を所蔵する「アルビルニ・ライブラリー」が完成した。日本語、ペルシャ語、英語などの書籍約4500冊を収めた国内最大のアフガン文学・専門書のコレクションとなり、一般の研究者などにも開放される。 日本とアフガンの国交樹立80周年を来年に控え、同大使館が東京外国語大の協力を受けて設立した。イスラム世界を代表する知識人でアフガンでも活躍したアルビルニ(973~1048)にちなんで名付けられた。 古典的なカブール様式の図書室は伝統的な花柄模様で装飾され、時代ごとに書籍を分類している。アフガンの公用語のパシュトゥー語とダリ語のイスラム教の経典「コーラン」など希少価値の高い書籍もある。 同大使館のアミン駐日大使は「この図書室のオープンによって日本とアフガンの学問、文化面での結びつきが一層強まってほしい」と語る。来