先日、我が県の消費生活担当部署に、県産イチゴについてのクレームがあった。一部のイチゴのパッケージにJAがバイヤーと相談して生産者の写真をシールとして貼るようにしたものがある。また、生産者名が箱に押印してあったり、シールとして(写真のものとは別に)張られている場合があるのだが、これが問題となったのである。 とある県外の消費者が一度頂き物としてもらったイチゴが良かったので、もう一度同じものを購入したいと思い、我が県に在住している知人に頼み、同じ生産者のイチゴを買おうとしたらしい。最初に買った商品に貼られていたシールはイチゴの温室内で生産者数名が写っているというものだが、そのイチゴ温室がたまたま高設(養液)栽培の温室だった。そこで、その消費者が購入を依頼した先の知人に聞いたところ、その生産者が土耕栽培(普通に地に植える栽培)だったことがわかった。ところが、その消費者は高設栽培の方が手の込んだ高級