京都の出町柳エリアに「出町商店街」があります。大正時代から店が並んでいた歴史ある商店街に、2011年12月1日、加茂川マコトという名前の“萌えキャラ”が誕生しました。中学3年生の15歳。男の子っぽい性格でツンデレな一面もあり、口ぐせは「酢でしめたろかっ!」――。加茂川マコトがいる出町商店街へ足を運び、制作に関わった人物に“萌えプロジェクト”の裏側を聞いてみました。 ■ パネルにのぼり、コラボ商品――“萌え”に染まった商店街 かつて魚介類を運ぶ街道として栄えた「鯖街道」の終点、出町商店街は、京都大学や同志社大学の近くに位置しています。豆餅が有名な和菓子屋「出町ふたば」をはじめ、食料品店や雑貨店、書店など140以上の店舗が並び、子どもからお年寄りまで幅広い世代の人々が買い物に訪れます。 商店街に一歩足を踏み入れると、加茂川マコトののぼりやタペストリーなどが至る所に飾られていました。 お香やお菓