東近江市の金属加工液製造会社「スリー・イー」(福谷泰雄社長)が17日、同社が開発した水溶液に放射性セシウムの線量を弱める効果があることが実証されたと発表した。金属に植物由来のカリウムなどを混合した溶液で、大学教授らも効果を確認したが、線量を抑制するメカニズムは今のところ不明。同社は福島第1原発事故で課題となっている被災地の除染への活用を目指している。【姜弘修】 同社によると、約10年前に同社商品の加工液にX線を遮る効果があることを偶然発見したのが発端。福島第1原発事故を受けて加工液を改良し、福島県内の高線量区域の土壌や雑草に噴霧して日光を当てると、徐々に線量が下がる効果が確認されたという。 効果を検証する長浜バイオ大の大島淳教授(遺伝子工学)によると、大阪大大学院の中島裕夫助教(放射線基礎医学)が実証実験中。汚染土壌に同社の水溶液を加えたところ、ベータ線が3日で約30%、ガンマ線が2週間で
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く