PANORAMA STORIES 初ゴールの先につねにあるもの Posted on 2016/11/26 岡崎 慎司 プロサッカー選手 スペイン・カルタヘナ チャンピオンズリーグ初ゴールを決めたあの瞬間、僕は無我夢中だった。 このゴールに限らず、僕はいつだってゴールを決めたその次の瞬間、我を忘れ、自分を放り出して、不意に猛然と走り出してしまう。それから、集まって来た仲間の笑顔に囲まれ、ゆっくりと我に返ってゆく。 そして、何故だかホッとしてしまう。束の間、ホッとしてしまうんだ。 ただ、今回のゴールは我が人生における新たな一歩に繋がるゴールだった。 Jリーグ初ゴール。 代表初ゴール。 ブンデスリーグ初ゴール。 プレミアリーグ初ゴール。 ヨーロッパリーグ初ゴール。 そしてチャンピオンズリーグ初ゴール。 自分の歴史に新たな1ページが刻まれた瞬間。これは特別なことだ。だからこそ、このゴールを誇らしく
山本孔一●文 text by Yamamoto Koichi 藤田真郷●写真 photo by Fujita Masato CLディナモ・ザグレブ戦に後半29分から出場した清武弘嗣「背番号14番、イロシ・キヨタケー」 チャンピオンズリーグ(CL)グループリーグ第4節、セビージャ対ディナモ・ザグレブ戦の74分、日本人MFの名前がラモン・サンチェス・ピスファンにアナウンスされた。ガンソに代わり背番号14番がピッチに入ると、それまでこの日誕生日を迎えたビトーロに対して「ハッピー・バースデー・トゥー・ユー」を歌っていたスタンドが"お前がピッチに戻ってくるのを待っていたぞ"と言わんばかりの大きな拍手と歓声で清武弘嗣を迎え入れた。 エイバル乾貴士との日本人対決となったリーガ4節の試合(9月17日)を最後に、清武がサイドラインを越えてピッチの中に入る姿を見ることはできずにいた。試合に出ない選手は使えない
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