大西卓哉宇宙飛行士の宇宙滞在が始まった。国際宇宙ステーション(ISS)到着直後は宇宙酔いや背骨の痛みをレポートしていたが、滞在約10日となる7月19日の記者会見では、「すっかり適応しました」と元気そう。ここ数日は医学実験に忙しそうだ。それもそのはず、人類が将来、月や火星に降り立つには、解決すべき様々な課題がある。その一つが「眼」の問題だ。金井宣茂宇宙飛行士に昨年インタビューした際、宇宙での視力の変化がホットな話題だと聞いた。宇宙大好きミュージシャン、矢野顕子さんは常にNASAのウェブサイトを読み込んでいて「眼の問題が解決されない限り火星有人飛行は難しいんじゃないかな」と情報をくださった。これは専門医に取材しないと!と決意。いったい宇宙で眼に何が起こっているのか。解決策はあるのか。そして私たちはさらに遠くの宇宙に進出できるのか。こんな疑問を抱き、宇宙飛行士を対象に眼の変化について現在進行形で
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