オーストラリアに本部を置く環境保護団体グリーン・シェパードは、11日、「日本における動物乱獲の実態」とするレポートを団体の公式ホームページで公開した。レポートでは今年8月「絶滅」とされたニホンカワウソについて言及するとともに、このような乱獲を許す文化的背景として、人気ゲーム「ドラゴンクエスト」(ドラクエ)を槍玉に挙げて批判した。 絶滅が危惧される野生動物の保護を求めるグリーン・シェパードが掲載したレポートでは、乱獲によって希少動物になったとされるイルカやクジラについて、長年保護を怠ってきた日本政府を非難。8月に「絶滅種」指定されたニホンカワウソについても、政府の保護責任を追及するべきだと主張している。 またレポートでは、「動物乱獲を楽しむ日本人」という章を設け、8月に発売された人気ゲーム「ドラゴンクエスト10」に言及。「日本人は子どもの頃からゲームを通じて動物の乱獲を学んでいる」と批判した