同居していた母親とみられる女性の遺体を1か月以上、自宅に放置したとして、神奈川県厚木市の56歳の男が逮捕されました。警察の調べに対して「葬儀代が払えなかったので放置した」などと話しているということです。 逮捕されたのは、神奈川県厚木市の自称・派遣社員、江尻繁人容疑者(56)です。 警察によりますと、容疑者はことし4月下旬から、同居していた母親とみられる81歳の女性の遺体を自宅の部屋に放置した疑いが持たれています。 10日に容疑者が不動産会社に対して電話で家賃の滞納を相談した際「母の意識がなく動かない」と話したことなどから、警察が調べたところ、女性の遺体を確認し、逮捕したということです。 これまでの調べに対して、容疑者は「母親が4月20日ごろ、横になったまま動かず、その後、体が冷たくなっていることを確認した。家賃も滞納し、葬儀代が払えなかったので通報しなかった」と容疑を認めているということで