「『仕事ができる』ようになるためには、スキルよりも“センス”が必要」 経営学者であり、一橋ビジネススクール国際企業戦略専攻教授の楠木建さんと、電通、ボストンコンサルティンググループで組織開発などに従事してきた山口周さんの対話集である『「仕事ができる」とはどういうことか?』の主張です。 つい、スキルを磨くことばかりに目が向けられがちですが、そもそも仕事に対する“センス”がないと、ビジネス力を上げることは難しいと2人は言います。 仕事ができるとは、一体どういうことなのか? 新時代の仕事論について、同書から2記事を抜粋してお届けします! 楠木:仕事ができるというのは、僕の考えはごくシンプルで、状況にかかわらず「人に頼りにされる」ということなんじゃないかなと思う。 つまりバイネームで「あ、山口さんだったら大丈夫だ」とか、「もう山口さんじゃなきゃダメなんだ」とか。 この人だったら大丈夫、どうしても必