新年になりましたので2022年の業界を考察してみたいと思います。大きく「イーサリアム」「DeFi」「日本のWeb3.0」の3つに分けて述べていきます。 本noteは、すでに公開されているいくつかの寄稿記事に加筆修正したものです。内容はほとんど同じですが、そちらもぜひご覧ください。 イーサリアムの2022年イーサリアムのスケーラビリティ問題とそれに伴うガス代の高騰により、2021年は一層のマルチチェーン化が進みました。EIP-1559によるガス代のアルゴリズム変更が行われたものの、イーサ(ETH)の価格上昇には繋がった一方でガス代を下げる要因にはなっていません。 2022年もガス代の下落に繋がるアップデートは予定されていませんが、イーサリアムの開発は着々と進んでいます。イーサリアムの2022年は、大きく分けてイーサリアム2.0の「The Merge」とエコシステムにおける「セカンドレイヤー」