コンパクトデジカメ市場も成熟期を迎え、どのメーカーも他社との差別化が必至になっている。こんな中で誕生したのが、コダックEasyShare V570だ。最大の特徴は通常の撮影用レンズのほかに超広角撮影専用レンズを装備したこと。35mm判の39~117mmに相当するズームレンズに加え、23mm相当する超広角レンズを1台のボディに搭載している。さらに屈曲光学系の採用によりクラス最薄ボディも実現。いうなれば、松下電器「LUMIX DMC-LX1」に続く個性派デジカメの誕生である。 レンズを2つ搭載したカメラと聞くと、今から20年以上も前に流行った銀塩の2焦点コンパクトカメラを思い出す。このカメラは1台のボディに標準と望遠レンズを内蔵。スイッチの切り替え操作で異なった画角の撮影ができることから、ちょっとしたブームになった。しかし間もなくズームレンズを搭載したコンパクトカメラが登場。あっという間に姿を