「浦和レッズのサポーターだけが悪者にされてしまう」。相次ぐサポーターのトラブルに、熱心のファンらから、怒りや嘆きの声が出た。 なぜレッズ戦でトラブルが続くのか。サッカージャーナリストの後藤健生氏は「レッズサポーターは選手とともに敵チームへ戦いを挑むという熱い気持ちを持つ“男気”を売りにしてきた」と指摘する。 熱心なレッズサポーターで知られる文筆業、山中伊知郎さん(53)も「レッズサポーターはサッカーに対して純粋で、チームの一員という思いが強い。自制しなくてはならないと分かっていても、興奮したら私もしてしまうかもしれない」。 都内の公務員の男性(48)サポーターは「一般にレッズイコール騒動という偏見がある」と悔しがる。「5月のガンバ戦の小競り合いも、ガンバ側が先にペットボトルを投げ込んできたのが発端だった。今回の犯人は1人で来ていたが、レッズサポーター全体が悪いとの誤解がある」という。 さい