APTは必ずしも長いから良い、短いから悪いというものではない。サッカーのスタイルはチームによってさまざまで、世界を見ても戦い方は千差万別である。ただ、一般的にはAPTが長くなればなるほど、魅力的なゲームになる可能性が高いとされている。欧州トップリーグでは58〜60分あたりが平均で、リーガエスパニョーラが最長で60分を超える中、J1の年度別平均は、2010年が54分43秒、11年が54分39秒となっている。 どのゲームが魅力的で、見ていて楽しいものかというのは立場によって異なるのが当然だが、ここで言う「魅力的なゲーム」とは、誰が見てもおもしろいと感じられるゲームということだ。今季のJ1でいえば、第13節のFC東京対浦和は多くの人から素晴らしい試合だったと高い評価をされたが、今季これまでの公式戦の中でもっとも長い66分53秒というAPTを記録している。65分54秒で試合別ランキングの2位に入る